お届けするサンふじについて

【サンふじ】の特性
ふじという品種は食味良好で比較的日持ちもするすばらしいりんごですが、外側からは分からない内部の傷みが起こりやすいという特性があります。 紅玉屋では、お届けするすべてのりんごを目視にて選別、また、独自の手法で内部を検品してからお客様の元へ発送しておりますが、稀に、外からは分からない内部の傷みが進んでいるりんごが入ってしまう場合がございます。

商品としてふさわしくないりんごはお送りすべきではないのですが、人の目による選別および手技での検品をしているため、 中には見落としや、症状の種類や程度によっては状態が分かりかねるケースがございます。

なお、りんごはナマモノです。商品到着後は必ず冷蔵庫にて保管の上、お早めにお召し上がりいただくか加工していただくようお願い申し上げます。

出荷時に問題がないりんごも、保管中に症状が出始める可能性がございます。併せてご理解の程お願い申し上げます。



 
「内部の傷み」とは?
■蜜腐れ
りんごの蜜とは、葉で作られたでんぷんが糖(ソルビトール)に変わり、果肉の細胞と細胞の間にあふれ出たもので、甘味の強い果糖へと変わりながら周りの果肉に散っていきます。たくさん入った蜜は全部が果糖に変わらずに変色したり、ひどいと腐った(果肉が溶けたような)状態になることがあります。

■内部褐変
主に春先まで冷蔵庫貯蔵したりんごに発生する、果肉が茶変色(褐変)している状態です。 ポリフェノールが活性酸素によって酸化することで褐変します。特に熟度・甘味が強い個体に起こりやすい傾向があります。

■ツル割れ、内部の亀裂・空洞
果実の肥大期に雨量が多い場合など、土壌水分の急激な変化により、果実の肥大に果皮がついていけずに発生することがあります。外側からは見えない亀裂がもとで内部(果肉上部)に空洞ができることもあります。 該当部分以外の果肉の食味には影響がないため、切り取ってお召し上がりいただけます。 ※生育中に果実に傷(ツル割れ)がつくと、それを治そうと多くの栄養分が運ばれるため、ツル割れのりんごは蜜入りや食味が良好となる確率が高いとも言われています。

■芯の周りのカビ
芯(種)の周りに白いカビのようなものがついている状態は、果実の肥大期にガクの部分からカビが侵入し、果実の芯に腐敗が発生する芯カビ病が原因です。 通常は殺菌剤を使用することによってある程度病気の発生をおさえることができますが、 減農薬栽培の場合には菌を防ぎきれない場合があります。 カビは芯の部分だけであることがほとんどで該当部分以外の果肉の食味には影響がないため、切り取ってお召し上がりいただけます。

りんごの特性上、厳しく選果をおこなっても、実際にカットして、またはお召し上がりいただいて初めて分かる様々な症状は付き物のため、お手数をお掛けいたしますがお気付きの点はお問い合わせください。




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